経営者の素顔

経営者の素顔

人が企業をするとき、これをやりたい!といった強い信念を持つことは大切なことでしょう。また、社員や仕事に対する大きな責任がかかることは言うまでもありません。アパマンの大村浩次という社長は、とにかく仕事が大好きなのだと言います。そこにはどんな思いが潜んでいるのでしょうか?

 

 

・実際に会って・見て感じたいという思い

 

アパマンは創業して間もなくから多くのフランチャイズ加盟店を増やしてきました。それは、全国各地の不動産情報を少しでも多く、詳しく得ることで巨大なデータベースを作り上げることで、それを活用したさまざまなサービスを展開するためでした。今となっては当たり前になっている、インターネットでの物件探しもこういったシステムを作り上げたことにより実現していると言えるでしょう。このフランチャイズネットワークを作り上げるときも大村浩次は、現地に行って実際に目で見ること、また会って話をすることを大切にしていたと言います。自分の肌で感じたことや、会話の中から見つけた新しいアイデアは、より良いサービスの提供や次のビジネスにつなげることができました。だからこそ、どんなときも自分自身で赴くことを今も変わらず大切にしているのでしょう。移動のために飛行機に乗った回数は一年間で300回以上にものぼるほどだといいます。このフットワークの軽さはいうまでもありません。

 

 

・役に立ちたいという信念

 

アパマンの経営理念には、すべての社員とその家族の幸せを追求すること、地域社会に貢献すること、そして加盟店の収益向上に貢献するといった内容が掲げられています。特に社会貢献に対する大村浩次の思いは強く、誰もが使えるコワーキングスペースを作り、そこで垣根なくさまざまな企業が交流を深められるようにしました。さらにそこからお互い事業を発展させることができるような仕組みを作ったかと思えば、少子化対策に一役買うため出会いをサポートする非営利団体に協力するなど、幅広い分野を通じて社会の活性化を考えてきました。アパマンという企業を成長させていく中で常に忘れなかった信念は、さまざまな形で社会に広がっているのかもしれません。

 

 

・子供のころから思ってきたこと

 

大村浩次の父は筑豊炭田で働いていたといい、幼いころはその様子を見ていました。石炭を掘る仕事はいつも危険と隣り合わせで、落盤で命を落としてしまうこともしばしばありました。そういった厳しい現場と比べると、今の自分が何十時間働き続けても大したことはないと考えているそうです。仕事が好きだという思いと、父への尊敬の念とも言える強い意志が、自ら惜しまず働く原動力となっているのかもしれません。働き方改革もあり、がむしゃらに働くという時代は変わりつつあります。そういった動きも見逃さず、社員が遅くまで残業することがない様見回ることもあるそうです。しかし、おそらく“経営者”はなかなかそうはいかないでしょう。持ち前のフットワークと仕事への熱意で、これからもアパマンを躍進させていくのかもしれません。

 

仕事への強い熱意は新しいアイデアを生み、事業を成功させるカギになるとも言います。常に前進しながら、先を見据えて自分自身が先頭に立って動き続ける…なかなかまねのできるものではないでしょう。日々の忙しい業務があっても、現地に行くことを忘れない希代の働き者は、これからも飛行機に乗って飛び回るのかもしれません。